息子のストレス [子育て]

精神障害者と暮らすということは、家族にとって大変なストレスになる。
特に、私の病気「統合失調症」については母親がこの病気になると
子供も発症する例は多い。

決して遺伝する病気ではないが、陽性タイプの患者は自分の病状の自覚がないため
大人でも、その言動行動に振り回されてしまう。

それが幼い子供であれば、虐待されることも少なくない。

私の場合はすでに子供が高校生であることと
陰性タイプで私自身に病状が出た時に自覚があるから、息子が同じ病気になる確率は低いだろう。

でも、二人で暮らしているので、私の言動、行動はダイレクトに息子に伝わる。
それは、母子家庭ならどこでもあることだが、
息子の場合は特別強いストレスになっているのは、冷静に考えれば解ることだ。

これは、実際にそういった患者を知っている者、一緒に暮らしてみた者にしか
解らないことだと思う。

苦痛な時の姿は極力見せないようにしているが、
ハイ!になった時でも、どこまで病的で、どこまでがごく普通の人と同じ興奮状態なのか?
その見極めはとても難しい。
一度、レッテルを貼った息子には、私のハイ!状態は常に病的に思えた時もあり
指摘されて、私は自信を失ったこともある。

息子は息子で常に家に帰ることは、
「今日の母親はどうなのか?」
といった無意識な心配とストレスを持ってしまっている。

こうして息子のことを書いているのは、ここ1年息子が勉強にやる気が出ない状態が続いているからだ。

同じ年齢の子供よりも確実に精神年齢は高いわが子。
無意識にある不安やストレスが息子のやる気をそいでいることをようやく私は気がついた。

そこで、昨日、ネットの心理テストをしてほしいと息子に頼んだ。
心よく了解して、テストを受けてくれた。そして
「ところでお母さんの結果は?」
そこで昨年の夏の結果と現在の結果を見せて、病状が落ち着いてきていることを知ってもらった。

以前のブログにも書いたが、 「この世の中は混とんとしているもの。それに善悪をつけるのは人間だけだよ。」
などと、立派なことを言ってくれる息子だが、やはりまだ17歳。

テストで出た、無意識な部分のストレスとは何か?
これについても、上のようなことを私は説明した。
心当たりがありありで、それに対してのケアを自覚して行うようだ。

先ほども息子の友達が、ゲームや携帯のことで息子に頼みごとに来た。
「すげ~!お前、マジすげ~!なんでそんなことできるの???」
と、驚いていた。
「これってお金かかるの?」
と、費用のことも友達は心配していた。無料であることと違法行為ではないことを息子が解る程度に説明していた。
「何か、おごるよ。助かった~!」
と喜んで帰って行った。

就職出来なくても、電気工事士やそれらの国家試験を取れば、
息子は食べていけるな~とホッとした。

私の大嫌いな?老人ホームの寝たきりの父に似たのか、
エンジニアの血筋だけは遺伝してくれたようだ。笑



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