息子と人生観を語る2 [子育て]

「英語は語学。だから、どんな先生に習おうと習得しなくてはならないの。
そのために、母さんは調べた。」

「そこで、見てほしいんだけど、この参考書を購入しようかと思うの。」

と、ネットで見つけた参考書を見せた。

「3冊で1万円になる。我が家の財政困難な時にこれは痛い出費よ。笑。
中学の時も、兄妹二人分ということで、二人分の家庭教師代に近いセットを購入したわよね。」

「うん、あれは役に立った。」

「それに、領収書を見せて、脅したしね。笑」

「うん。」

「高校になって英語の塾も考えたけど、帰宅時間も宿題の量もテスト回数も考えると、
精神的に無理だと思うし、お金もかかる。そこで、この参考書を買うから、勉強してほしいの。
私も進み具合は観るし、英会話編や単語編は母さんも覚えてみたいから。」

すごく探したわけじゃない。
でも、今までと違う概念で単語を覚える参考書だとレビューの評判もいい。

「3冊もいらないと思う。出来ない文法だけで。」
と、息子が遠慮した。
「ううん。出来ない文法だけ買っても、苦痛なだけ。まず、お前がこの参考書を使って
英語を好きになることが狙いなの。少しでも理解できて、楽しいと思えるようになって
それから、最後に文法編を開いて勉強すればいいの。
だから、単語編から必要なの。」

「じゃあ、授業の苦痛はどう考えればいいの?」

「今は嫌いなままでいい。違った勉強方法でも英語が好きになれば、点数は上がる。
それに嫌いな授業を受けながら、参考書を頼りに独学で英語の点数が上がれば、これからの人生で
お前の自信になるから。


好きになって点数が上がれば、授業を聞き流して居ても、
大切な所だけは、ピンと来るようになって授業も今より、苦痛じゃなくなる。
だから、まず、中学からやり直すつもりで、英語を好きになることから始めよう。」

「私が見ているのはお前の大学受験じゃなくて、卒業後の就職、仕事を決める時の為に
英語を理解していて欲しいの。もちろん、まずは、テスト攻略・・・。」

国語も、特に古文が苦手らしく、
模試の国語問題を持って来させて、私自ら読んでみた。

私は高卒だ。

でも、テストそのものの攻略方法は解っているつもり。
高校受験の時も息子に教えた。

受験の本質が解っていれば、同じこと。
具体的に問題集を見て、テストの取り組み方を教えた。

「そう、言われると、点数が取れる気がする。」
「気がするじゃないよ。取れるでしょ。」笑

それから、就職の話、今のニュースについて。
これからの世の中で、どう生きていくかについてと話が膨らんで行った。

息子自身が持っている考えを聞き、私の考え(これも様々な経験と読書から得たもので)伝えた。

息子には納得いかない点もある。
「お前に足りないものは、経験よ。」

「あ、それはそうだよね。」

「頭で考えて腹を立てるけど、中学でもこなされてきたけど、またそんなことはあるかもしれない。
その時、どう受け止めるか。そしてどう行動するか、してみて初めて解る事があるから。」

話し終わって、今は父親の所にいる娘を思った。
娘に感謝した。
二人だから、ここまで話せた。娘がここに居たら又、スネテいただろう。
話もここまで深く話せなかっただろう。

娘とは今度、二人で違った形でかかわろうと考えている。

社会に出て男に必要なことと女に必要なことは違うから。



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